グループ仲間のIKさんが、
一昨年、On30のターンテーブルキットを組立てた.
英国 Kitwood Hill Models の、
「9inch Small Gallows Turntable」という商品.
メーカーホームページの図面
https://www.kitwoodhillmodels.com/on30-9-small-gallows-turntable/
昨年の「鉄道模型芸術祭」に展示したが、
一部破損したので、
私が修理することになった.
電気的には、
回転用のモーター駆動スイッチと、
テーブル線路の「+-」切り替えスイッチで構成されている.
木製の台枠を支えるピアノ線の一部が外れていたので、
いったん全部ばらす.
回転するテーブルは、
基礎のモーター駆動部分に、
上から乗せる構造になっている
基礎の下部に接点があって、回転角度に制限はない.
テーブルの駆動モーターは、
新規の3Pスイッチで「回転/停止/逆転」操作するように改造.
回転にともなう線路の「+-」変換は、
センサーを使って自動化することにした.
単三電池が4本入る電池ボックスを改造して、
充電電池3本と 3Pスイッチを組み込む.
写真の右、台枠板の下に見えるスイッチは、
テーブル線路の「+-」を逆転する2Pスイッチ.
テーブルは取り外しができるので、
組み立てた際に「+-」の初期状態をセットするために必要.
5Vで駆動するラッチリレー
2回路C接点2巻線、秋月電子の通販で390円
リードスイッチは、磁石が近づくとOFF→ONするので、
これとラッチリレーで、
テーブルの回転に合わせて線路の「+-」を切り替える.
磁石は、6mmφのネオジウムマグネット(東急ハンズで580円)
リードスイッチは、秋月電子の通販で5本200円
磁石は1ヶ所だが、
テーブルの回転方向に合わせて、
リードスイッチは 4ヶ所ある.
テーブルの梁(はり)を組み立て直したついでに、
HOスケール用の小さな梁を作った.
付け替えれば、HOの車輌にも使える.
モジュールの裏側.
ポイントや、これに連動する信号機を駆動するIFがあるので、
配線はごちゃごちゃしている.
(動画 1分22秒)
YouTube
https://youtu.be/Gz-iezaaHAQ
こぶりなターンテーブルだが、このモジュール上では少々大きすぎで、当初設置した分岐線路は廃止して、方向転換のみの一線とした.
回転制御は手動なので、定位置に停めるのにはコツがいる.
自動停止も考えたが、1mm以内の精度が必要で、構造的にむずかしい.