広島トラムカーをDCC化する
KATOのHO広島電鉄200形ハノーバー電車をDCC化します。
1本の線路に複数の電車が走り回る市電は、DCCが最適な分野です。
分解した状態です。
床板と台車(モーター)ユニットの間に、8Pコネクタを含んだ基板が入っています。
デコーダのコネクタを配線するために、写真のように床板をくり抜きます。
座席を切り取った部分にはデコーダ本体を置きます。
ついでですから、オプションの室内灯セット(11-204)をつけました。
とりあえず走らせてみると。
明るすぎる!
前照灯はまるでサーチライトのようです。
DCC化の欠点?とも言えますが、ライトに常時10V以上の電圧がかかるため、
アナログの時に比べて不自然なほど明るくなってしまいます。
そこで、光量を減らすために、抵抗を入れてライト電圧を下げてみました。
写真右のように、室内灯の銅帯線を切り離して、2Pのコネクタ/プラグでつなぎます。
抵抗は80Ω1/4W程度です。
プラグを抜けば室内灯をOFFにできます。
別に直結プラグを用意すれば、アナログに戻した時元の明るさにできます。
前照灯にも抵抗を入れてみましたが、ライトが定電圧になってるせいか?、ほとんど光量が変わりません。
しかたがないので、写真右上のように、ライトレンズの内側に白エナメルを塗って光量を下げています。
その後の作業
室内のデコーダや抵抗を目立たない色に塗る
切り取った座席の背をデコーダの上に再接着
座席の背に色差し
光もれを防ぐため、室内灯セットの下にプラ板を接着
(窓が大きいので)人形を乗せる。
上回りに付属パーツとシールを付けて、
これで完成です。
2002/Mar/17