HO12mmモジュールをもっと作る
昨年11月に作ったHO 12mmゲージ 1/87のモジュールを2つ増設して、
2007年夏のJAMコンベンションにクラブ出展しました。
これが田舎電車クラブの全景
手前の45°+45°曲線モジュールの長さは1280mm 幅300mm
12mmゲージの電車線路の下を9mmナローのトロッコが走る、という構想です
これはコンクリート橋のつもり
左のモジュールは川と曲線のガーター橋、右は土手と切り通し
カーブは540R
線路がほぼ完成、ここまで約1ヶ月
既存の直線モジュールをつなげて走行テスト中
土手下から河川敷を通るトロッコ線路は、舞台裏を回ってエンドレスに
発泡スチロールとパテで地形を作る
水害にあったような線路は、市販のシーナリーサンドを使った失敗例
水だけだとこんなふうにヒビが出て、乾くと表面の砂が落ちる
(ボンドを混ぜる必要あり)
水彩絵具で地面を着色
(左)ターフを植えて草むらにする (右)河川敷に葦(あし)を植える
(左)切り通しの岩壁は、市販のゴムの鋳型にプラスターを流して作った
(右)狭くて森に見えない台地は、塀をめぐらせてごまかす
左の直線モジュールとの接合部分
先が崖なので道路をカーブさせる
完成(裏)
完成(表)
輸送時はこんなふうにして運ぶ
コンベンション会場での様子
(MP4動画 32秒)
地面に埋もれた線路は、地面や草に車両が引っかかるので、草刈りが必須
「川の水」
川の水は最初REALISTIC WATERを使ったのですが、これはどうもドブ川みたいに見える(左)
(固まると量が減るので多めに入れたら白く濁った)
結局、緑色に着色した上に透明エポキシを流し込みました(右)
草ぼうぼうの河原によく見ると線路がある!
そこへトロッコがゴトゴトやってくる。
そういう風景を目指しました。
製作期間は約3ヶ月
昨年作った直線モジュールが構造上フラットだったので、今回はできるだけ起伏をつけました。
線路配置の構想が先にあって、それに合わせて地形を考えるというのが、面白いというか大変で、
例えば土手があまりに急なので石垣を作る、といったつじつまあわせをしています。
でもこれはなんだかヘンで(左)、その後、山?をカットしました。(右)
雑誌「とれいん」No.401(2008年5月号)に、
制作記事が掲載されています。
2007.Aug.14 -G-