HOハワイアンのモジュールを作る
Making Hawaiian Module
戦後のハワイに鉄道が残っていたら、というのが今年のクラブ企画です.
鉄道名は、Hawaiian Pacific Railroad(HPRR)
HOスケールの標準ゲージ(16.5mm)です.
2009年8月のJAMコンベンションに出展しました.
2009年3月モジュール全景、1,800x3,000mm
カトーのユニトラックに合わせて15個の台枠に分割しています.
台枠は特注で、この後7人のメンバーでモジュールを分担製作しました.
この曲線部分が私の担当
2個分で幅1,420mm奥行590mm
モジュール全体が平地なので、
ここの土地は台枠を切り取って起伏をつけました.
窪地が4ヶ所もあるのは、台枠の梁を避けて切りぬいたためです.
台枠には高さ調整用の脚を付けています.
切り取った低地は水辺になる予定
家を建てるため、白のスチロール板で土地を少しかさ上げしています.
(左)家はMORSE PRODUCTIONS製の素焼きのかたまりで、色を塗れば完成というしろもの
(右)さとうきび畑はクラブ指定の人工芝をカットしたもの
製作開始から1ヶ月
全体の構成がほぼ決まりました.
クラブ共通仕様の地面色はターナーの「グレイペイント赤土13」です.
ターフをまいているところですが、「ハワイの土」というのが難しい‥‥
(左)Preiserの椰子の木キットを組み立て中
(右)左の小さい椰子はWOODLAND SCENICSのPremium Trees
これで一挙にハワイらしくなりました.
(左)土管から流れる水は、透明プラ棒をハンダゴテの熱で曲げて作ったもの
(右)土管の反対側は溜池で、これはエポキシの「水」を流し込んだところ
(左)水辺の葦(あし)は、フィールドグラスをボンドで植えたもの
人形のいる所はこれから池になります.
(右)水面はエポキシの上にジェルメディウムで波紋を描いています.
(左)風車はLIFE-LIKE製、トイレ小屋はWOODLAND SCENICSのホワイトメタルキット組立
(右)Preiser製の荷車周辺に草を植えているところ
これで完成
製作期間4ヶ月
運搬と保管のため、8mmボルト3本で連結できるようになっています.
JAMコンベンション会場でのようす
全景
半世紀前のハワイの風景を想像しながら、
架空の鉄道を作るというのは、
なかなか面白い経験でした.
JAMコンベンション2009での動画
(QuickTime 33秒 3.2MB)
HPRRの歴史
2009.Oct.10 -E-