あそ・びっと工房

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2023年10月30日
[On30 MOD]

焚き火を作る


asoEM5T8159
4年前に作ったOn30の板モジュール
この製材所が"廃業"したので、跡地の利用を考える.


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野原になった.


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インディアン・・もとい、
ネイティブアメリカンの人が、テントを立てた.


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赤色チップLEDを地表のプラ板の下に取り付けて、
焚き火の「炎」にする.


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基板の裏には発煙装置をつける.
この装置に付属のオイルを入れると、数分間煙が出る.
給油のため取り外しができるように、磁石で固定している.
電圧は10V 0.5A程度で、通電するとかなり熱くなる.


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焚き火のようす


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焚き火のチラチラ発光には、SmileSoundデコーダーを使った.
写真は、同デコーダーをセットして入出力を取り出すための、
「DS ExpBoard M21 GROUND」という商品で、
LEDをつなげて点灯テストをしている.
詳細は、
https://desktopstation.net/wiki/doku.php/expboardm21ground を参照.

DS ExpBoard M21 GROUND について

SmileSoundデコーダー単体では、ヘッド/テールライトの他に、AUX1〜2までライトを直結できるが、ExpBoardを使うと、AUX3〜6にも使える.
ただし、どの出力にも 12〜15V程度の電圧が出るので、LEDをつなぐ場合には、抵抗かCRDが必要.
また、ボード上には AUX1〜6のLEDチップがついているので、出力の状態がわかる.
スピーカーやモーターも接続できるので、SmileSoundデコーダーを、多用途に利用する場合に便利だ.
サウンドフローのプログラム次第で、DCCのファンクションキー制御でなく、このボード単体で動作させることもできる.

デコーダーのライト効果

SmileSoundデコーダーには、ヘッドライト/テールライト/AUX1〜AUX8出力に対して、下記のライト効果を標準で内蔵している.
この設定値は、DSSPアプリ内で選択するか、CV値を直接変更する.
詳細は、 https://desktopstation.net/smilesound/index.php?AUX を参照.

CV185(ヘッドライト)
CV186(テールライト)
CV187(AUX1)〜CV194(AUX8)
0=10msすぐ点灯、(初期値)
1=10msもやっと点灯
2=10ms三角波
3=ランダム
4=マーズライト
5=フラッシュライト
6=シングルパルスストロボ
7=ダブルパルスストロボ
8=ミディアムパルスストロボ
9=グロー蛍光灯
10=グロー蛍光灯切れそう
11=点滅
12=トリプルフラッシュ
13=ランダムフォー

この中で、焚き火に使えるのは「10ms三角波」だが、サウンドフローでもライトの制御ができるので、プログラムしてみた.


●今回使用したサウンドファイル
Light_F1_F4_F7_F9_A78-20231229.ssdx

このサウンドフローでは、ライトと効果音をまとめて制御するために、思いついた機能をあれこれ詰め込んだ.
どれもファンクションキーで動作する.

ヘッドライト= すぐ点灯
テールライト= もやっと点灯
AUX1= すぐ点灯
AUX2= 三角波
AUX3= ランダムフォー
AUX4= グロー蛍光灯
AUX5= すぐ点灯
AUX6= すぐ点灯
上記は「DSSPアプリ」「CV編集」の「AUX」で設定する.
DCCアドレスは 78

F0= ヘッド/テールライト、ON/OFF
F1= AUX1、焚き火チラチラとflameB.wav効果音
F2= AUX2、ON/OFF
F3= AUX3、ON/OFF
F4= AUX4、古びた蛍光灯 ON/OFF
F5= HornB.wav効果音
F6= nativeameD.wav効果音
F7= ゆっくり明滅(テールライト)
F8= 音量変更
F9= 踏切警報機の点滅(AUX5/AUX6)とsignalB.wav効果音
F10= cowC.wav効果音
F11= sheepC.wav効果音
F12= chickenC.wav効果音

F1 は、サウンドフローの「auxs」と「wrnd」コマンドを使って、AUX1のLED出力を制御し、同時に焚き火のパチパチ音を出している.
F4 は、蛍光灯が点いてしばらくすると切れ、また点灯をくりかえす.
F7 は、ホタルの光をイメージした点滅.
F9 の踏切警報機は、 2月14日の記事を参照.

サウンドファイルの容量制限

DSSPアプリ「一般情報」タブの「サウンドメモリ使用率」が、100%を超えると、動作不良が起こるので要注意.
その場合は、サウンドファイルのサンプリング周波数か、エンコーディングビット数を下げて、ファイルサイズを小さくする必要がある.


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発煙装置は昔購入したもので、説明書がないのに困ったが、なんとか動いた.
本来はSL用の装置なのだろう、パッパッと間欠的に煙が出たりする.
インディアンの「のろし」だと思えばよい.
通電しても煙が出るまでにしばらくかかり、電圧が6V以下だと煙は出ず、10V以上だともうもうとした煙になるので、テスターで電圧を測りながら調整する.

SmileSoundデコーダーによるライト/音/モーターの制御は、レイアウトで色々な利用方法が考えられる.
太鼓に合わせて人形が踊る、というのはどうだろう.

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asoMVI_8347
(動画 53秒)



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