2013年12月29日
[On30 ロコ]
PSC-MMI の On30 C-19に、
DCCのサウンド装置組込み、ライト追加等の改造をしました.
2007年に米国のネットショップで購入したものです.
送料・税を含め当時のレートで57,047円
しかし全く動きませんでした.
そこで分解.
中央のユニットはライト制御用のチップ(これは使わない)
この状態では動くので、モーターと足回りは大丈夫.
テンダーにサウンド装置を入れるため、
ダイキャストの車体を削り、
デコーダーとケーブルを入れるスペースを確保します.
側灯の1.5V電球が切れてしまったので、代わりにさかつうのチップLEDを入れます.
リード線は銅線が「+」緑線が「ー」.
DCCのファンクションF6で点灯するようにしました.
F6のデコーダ出力は 7.4Vで、2個直列のLEDに470Ωの抵抗をつなぐと、9.2mA流れます.
ついでにバックライトを追加しました.
真鍮パイプを加工して中にLEDを入れたものです.
火室下を通る本体側のリード線.
デコーダー用8Pの他にコネクタは5個、
前ライト、側灯、バックライト、Cam接点、左右レール集電用です.
本体とテンダー間にコネクタを出したくなかったので、
コネクタをすべて車体内に収める構造にしました.
このため、組立てると本体/テンダーは分離できない・・
後部連結器の取付位置がOn3用なので、高さが合いません.
またカップラポケットが台車にぶつかるので、
真鍮板で位置を下げ、せり出すようにしました.
カップラはKadeeの#49
モーター/サウンドデコーダーはSOUNDTRAXXのTSU-1000 P.N.826116
テンダーの石炭ピット内に収めます.
FUNCTIONは、F5を除き、F0〜F12まで使います.
CV番号 | 初期値 | 変更値 | 変更内容 |
CV112 | 128 | 161 | サウンド設定(Camあり,Medium Slip Rate,Dual Air Pump) |
CV113 | 0 | 255 | ミュートになる時間 (約64秒) |
CV114 | 4 | 4 | ベル音の間隔 |
CV115 | 0 | 1 | 汽笛音種 (C-19 #340 Road Mix) |
CV128 | 192 | 192 | 主音量 |
CV129 | 192 | 255 | 汽笛音量 増 |
CV131 | 192 | 64 | 排気音量 減 |
CV198 | 0 | 31 | 自動音出し設定 (汽笛,ベル,ブレーキ,蒸気音を自動的に出す) |
脱線防止で、フランジなし第2,3動輪の軸バネを外しました.
このため少し集電が悪くなりました.
また、第1動輪に排気音の同期ホイール(Cam)があり、
その接点がはずれたので作り直しました.
ウェザリングしたので、車体がかなりキタナくなっています.
動輪の集電不良対策として、
テンダー台車片側に、リン青銅線で作ったコンタクト接点を付けました.
これで走行が安定します.
完成.
3ヶ月ほどかかりました.
最初動かなかったとはいえ、以前のK-27よりはマシな作りです.
全体のプロポーションはなかなかいい.